昨年の1月ごろに購入した16ストラディックをオーバーホールしました。
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1年半ぶりにオーバーホールします。
もくじ
スプール
スプールの手入れはシャワーで流すのみが多いのですが、今回は脱脂とグリスアップしてドラグをメンテナンスします。
ドラグワッシャーの洗浄
ドラグの利きが甘くなっていたので、脱脂とグリスアップを施しました。
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パーツクリーナーでフェルトワッシャーを脱脂。
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スプール側も。
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乾かします。
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グリスアップ
もちろんドラググリスDG01です。
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ワッシャーにしみこませて完了。
ローター周辺
オイル、グリスが古いままだと固着しますので、分解清掃します。
分解洗浄
まずはスプール受けパーツを洗浄します。
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既にベアリング化しています。
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今回はオープン化して、徹底的に洗浄します。
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ローター内部のベール返し部分のパーツを重点的に洗浄します。
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アームカムの内側が汚いので、汚れをふき取ります。
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面倒なので、パーツクリーナーを吹き付けました。
ラインローラーは、15ツインパワーから流用した一体型のものを搭載しています。少しカラカラ鳴る時があるのですが、細いラインだとそれほど気にならないので、使用しています。
洗浄完了です。
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ベール研磨
チタンベールですが、少しキズがあるのでピカールで研磨します。
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グリスアップ
ラインローラーですが、洗浄しても限界があるのですが、とりあえずシマノのグリス(DG13)で保護します。
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ローター内部の可動部にもグリスアップして。
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取り付け完了です。
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ボディ内部
ではボディを開けます。
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分解洗浄
少しオイルが古くなっていました。
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全パーツをパーツクリーナーで洗浄します。
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ベアリングオープン化
そしてベアリングをオープン化。
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ハーフオープンからオープン化したことで、パーツクリーナーで吹き付けることで、汚れを落としやすくなりました。
ピニオンギア内部研磨
ピニオンギア内部の研磨を施します。
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ピカールを綿棒に付けて、磨きます。
グリス・オイルアップ
ドライブギアはグリス(DG13)で。
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その他はオイルを中心に、クロスギアはグリス(DG06)です。
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ギアクリアランス調整
ドライブギアのワッシャーの枚数を調整しようと思いましたが、既にジャストでクリアランスなしでした。
ただ、少しハンドルのチャカ付きがあるので、これは反対側のクリアランスか、この機体特有のものかもしれません。
最終組み上げ
スプール受けを取り付けて。
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完了です。
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外観も綺麗になったし、何せ、巻き心地がしっとりしました。
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3BB追加仕様で、元々かなり軽い巻き心地だったので、オイル、グリスの馴染む前の為、若干重く感じますが、フィーリングがシルキーになりました。
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やっぱりいいリールです。
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まとめ
1年から2年に一度はオーバーホールした方がいいですね。
巻き心地がいいからと言って、状態が良いとは限りませんし、特にボディ内部やローター内部のパーツの劣化や、オイル切れ等があると一気に状態が悪くなります。
なお、ベアリングのオープン化には賛否両論ありますが、定期的にボディを開けるメンテナンスをするのでしたら、オープン化しておいたほうがメンテナンスしやすいですね。
BB化について
スプール受けの部分はBB化をした方がいいかもしれませんが、クロスギア下部、摺動子内部のBB化した場合、状態が悪くなる可能性があるので慎重にした方がいいですね。
幸い、この個体はベアリング化では悪化せずに、巻きのフィーリングが良化(若干ですが)しています。
追加カスタム(7/26追記)
一気にフルカスタム化しました。
ラインローラー2BB化
15ツインパワーの一体型から変更。
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18ナスキー500のラインローラーと10ステラのスペーサーとミネベアのBBを利用して、2BB化します。
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4mm×5mmのシムを活用し、中央は8mmの厚みとします。
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両端は1mmの厚みでOK。
変更後がこちら。
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ソアレCI4+のスプールと交換
ソアレCI4+のスプールを装着します。
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ストラディックCI4+のイメージカラーの赤からソアレのイメージカラーのゴールドオレンジ系へ。
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ハンドル、ハンドルノブ交換
ハンドルは15ストラディック1000sのものを。
ハンドルノブは14ステラのものに。
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40mmのハンドルと14ステラのハンドルノブは、非常に感度が良くてアジングに最高です。
ハンドルも赤が入っていないので、印象が大きく変わりますね。
リールスタンド
リールスタンドは、セフィアCI4+のスタンドでしょうか。
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前モデルの夢屋のリールスタンドMと形は同じで、ガンメタカラーがストラディックCI4+にマッチします。
仕上がり
最終的な状態がこちら。
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ガンメタとシルバーゴールド、ブラックと配色も非常によく。
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カッコよく仕上がりました。
もちろん巻き心地も最高です。
ベールの調整(9/10追記)
先日お譲りしたストラディックの調子が悪いと連絡をいただきましたので、シムで調整致しました。
純正のシムが無いので、汎用のシムで調整します。
14ステラの摺動子内部の調整シムが内径3mm×外径5mmなのでこちらを流用しようと嵌めてみたんです。
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外径が5mmだと干渉するので、内径3mm×外径4mmの汎用シムで調整。
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左右のこの部分にシムを当てます。
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写真のは外径5mmでちょうど掛かってしまうんです。
外径が干渉しなければ、ベールがスムーズに動くことを確認して調整完了です。
念のため緩み止めでネジをロックしておきました。緩み止めの強度が強いとオーバーホールの際にネジが取れなくなるので、基本的には低強度のもので大丈夫です。
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