こんにちは。
今回はベアリングチェッカーについて考察します
ベアリング洗浄の重要性
元々ベアリングの良し悪しについてあまり考えたことが無かったのです。
先日、リールをオーバーホールしている最中での事ですが、フルオープンしたベアリングをベアリングチェッカーを使って洗浄したところ、非常になめらかな回転が得られたんです。

今までは他のギアと一緒にパーツクリーナーに付け込んで、ゆすっていただけだったんですが、今回は個別にオープンした隙間からパーツクリーナーを吹き付けて汚れを吹き飛ばしてみたんです。

そうすることで、変なざらつきが一切なくなったんです。
鉄粉とか樹脂のカスとかよくわかりませんが、ゴミが混入しているのかもしれませんが、おそらく、グリスのカスとかがきれいに除去できることによる効果だと思います。
ベアリングの洗浄の結果で、ベアリングチェッカーって重要だなと思うようになりました。そして、ベアリングチェッカーを購入して気付いたことですが、使うベアリングチェッカーによっては使えないものもあるんです。
ベアリングチェッカーの選び方
ベアリングチェッカーですが、大まかに2つのタイプがあります。

写真上部は、汎用のベアリングチェッカーでよくあるヤツです。価格は1,000円程で、以下の内径が対応しています。

2mm・3mm・4mm・5mm・6mm・8mm・10mm・12mm・14mm
かなり広い範囲対応していると思いますが、冒頭に書いた通り、7mmがないんです。ドライブギアやピニオンギアに接続するベアリングが7mmなので、これがチェックできないのは痛い。
10mm以上があるのはメリットですが、スピニングではほぼ使わないサイズなんです。
一方こちら、ヘッジホッグスタジオのベアリングチェッカーですが、7mmがあるという点ですね。

2mm・3mm・4mm・5mm・6mm・7mm・8mm・9mm
これはヘッジホッグスタジオさんのベアリングチェックツールという商品です。価格は2,000円程しますが、使ってみてかなり優秀だと感じます。
ベアリングの洗浄方法
写真の通り、ベアリングを固定して、上からパーツクリーナーの先端を密着させて吹き飛ばします。

これ、室内では出来ないです。
その為、室内でやる場合、ビンの中でやる方法があります。
ベアリングチェッカーを下に向けて、人差し指で押さえてパーツクリーナーを吹き付けます。

そうすると、見事パーツクリーナーはビンの中へ、そして汚れも再度付着しないというなんとも素晴らしい洗浄方法なんです。
ベアリングチェックツールが優れている点
シンプルに精度がよいです。

ベアリング内径とチェックツールの直径がぴったりでズレが無いです。その為、作業がしやすく、回転のチェックでベアリングの不具合や劣化具合も容易に確認が出来ます。
通常のベアリングチェッカーだと1,000円前後ですが、2倍の2,000円位します。この価格差を飲み込めるかどうかです・・・。
・・・が、実際に使い比べると精度の違いに驚きます。
リールの回転を向上させる為、ベアリングを交換したい。というニーズに答えてくれる素晴らしいツールです!
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