シマノリール ラインローラーBBチューニング(その2) 低価格帯リールのラインローラーベアリング化の手順

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シマノリールのラインローラーのカスタマイズをしました。

今回は、ベール部分のラインローラーカラーとボールベアリングの交換を行います。

ラインローラーカラーをベアリングと交換することで、

糸ヨレや糸ふけが出にくい、

なめらかな巻き心地を追求する為のカスタマイズです。

なお、ベアリングの洗浄とオイルチューニングは前回の記事にまとめてあります。

最近アジングをしようと思い、エステルラインを巻いてみました。 ラインローラーの重要性 このライン、なかなか扱いが難しい。 ...

今回交換するもの

これです。

ラインローラー内部部品の比較

一番左にあるものがボールベアリングです。

真ん中(13ナスキー)と右端(17セドナ、17サハラ)にあるのが、ラインローラー部にあるラインローラーカラーです。

そうです、単なる輪っかです。

ラインローラーがなめらかに回るようにボールベアリングに交換することが今回のカスタマイズの趣旨となります。

17セドナ2500HGのパーツ価格表より参考に図を切り取ってみました。

シマノパーツ価格表より参照

交換するのは、16番(ラインローラーカラー)です。

対象となるリール

この3種類です。

シマノリール3機

左から、

17セドナ2500HG

17サハラ4000XG

13ナスキーC3000

なお、先にお伝えしておくと、

16エアノスは交換できませんでした。

16エアノス

ベール部分のみ取り外して、ラインローラーを分解してみたところ・・・。

16エアノス 分解

出てきたラインローラーカラーとブッシュは、パーツが一体化しており、ベアリングと交換できる作りではありませんでした。

16エアノス ベール分解

ラインローラーの中のあるカラーブッシュです。

16エアノス 部品

16エアノスのカラーブッシュは、金属で無いのがわかります。

カスタムベースとして16エアノスは使えるかもと思っていました。

しかし、カスタマイズの幅は少々狭い印象でした。

ラインローラーブッシュ(50円)を注文すれば済む話ですが、ノーマルのままラインローラーのBBチューンが出来ればそこそこいい機種だと思います。

価格的にも、

17セドナのポテンシャルが高すぎて、16エアノスの存在価値は見出しずらいスペックですね。

ラインローラーBBチューン

実際にラインローラーのBB化の手順を見ていこうと思います。

ただ、それぞれのリールで手順はほとんど同じでした。

17セドナのラインローラーBB化

まずは、17セドナです。

ドラグノブを外して、ベール部分を分解します。

17セドナ分解

ラインローラー部を分解します。

17セドナベール分解

7つのパーツが出てきます。

17セドナの部品

これがボールベアリングに交換するカラーです。

サイズが以下です。

内径4mm × 外径7mm × 幅4.5mm+2mm

触ってみたところ、金属ではありません。

プラスチックにメッキ加工したものの印象があります。ただ、なめらかでつるつるの素材ではあります。これを4mm×7mm×2.5mmのサイズのベアリングに変更するのみ。

17サハラのラインローラーBB化

続いて、17サハラです。

ベールのみ取り外します。

17サハラ分解

ベールのラインローラー部を分解します。

17サハラ ベール分解

パーツが7個に分かれます。

(が、写真には7つ目のパーツである台座が分解出来ていませんでした。)

17サハラ 部品

これがボールベアリングに交換するカラーです。先ほどの17セドナと全く一緒のものでした。

その他に使われているパーツも基本的に同じです。2500番と4000番なので、ベールのサイズがそもそも異なります。

が、個別のパーツは全く一緒です。

なお、17サハラですが、

14サハラと比較してラインローラーがベアリングでは無くなりました。

その為、事実上改悪個所となります。

その反面、17サハラのベアリングの設置場所は16ナスキーと同じです。基本的には16ナスキー同じ設計となります。

2018/5/10追記

シム調整を行わないとカラカラ音が鳴ることがあります。17セドナ・17サハラのラインローラー部のクリアランスの調整に関しては、こちらの記事を参照にしてください。

セドナのフルカスタマイズを紹介します。 カスタマイズの特徴は、リールそのものを加工することです。 これ以上できない訳ではありませ...

14サハラのラインローラー

14サハラと17サハラの違いはラインローラーにある と言っても過言ではないでしょう。

ラインローラーのベアリングが無くなったことで、その点はスペックダウンしています。

なお、ベアリング数は、14サハラは3BBで15セドナも3BBです。

14サハラのボディのベアリングの搭載箇所は、16エアノスと同じ2箇所です。

14サハラと13ナスキーのラインローラーの形状は一緒のようですが、

ラインローラーにベアリングが入っている点は、14サハラの方が良いスペックとなります。

13ナスキーのラインローラー部

14サハラのラインローラー部

17番がベアリングです。

少し言い過ぎかもしれませんが、

13ナスキーのラインローラーにベアリングを追加するということは、

14サハラのラインローラーとほぼ同じスペックになる ということです。

13ナスキーのラインローラーBB化

最後に13ナスキーの交換の手順を見ていきます。

ドラグノブを緩めてスプールを外し、ベール部分を取り外します。

13ナスキー分解

今回分解するラインローラーです。

13ナスキーラインローラー

分解すると上記の9つパーツに分かれます。

13ナスキー ベール分解

このパーツをベアリングに交換するだけ。

13ナスキーの部品

内径4mm × 外径7mm(細いところは6mm) × 幅2mm、2.5mm、2mm

となっています。

ベアリングは4mm×7mm×2.5mm

幅2mmの両端の細くなっている所にシム等が無くてもきちんとマッチングしました。

13ナスキーラインローラー完成

完成した写真ですが、外面だけなのでわからないですね。

作業手順は、分解、交換、組立です。

ラインローラーの形状を確認しながら元通り組み上げて下さい。

紛失しやすいパーツ

これは、ラインローラーの内部にある音出しピンです。

カチャってなる部品

16エアノスには非搭載です。

価格的には安いものです。

しかし、釣具店からシマノへ発注してもらわないと手に入らない代物です。

ちょっと傾けると外れてどこに行ったのかわからなくなります。

プラスチックのピンとバネが飛ぶと、ベール開閉時にカチッカチッという音が無くなってしまうので取り扱いをご注意ください。

16エアノスと17セドナの違い

16エアノスには音出しピンは搭載していません。

16エアノスのラインローラー内部

また、16エアノスのラインローラー内部のパーツを見てみたところ、基本的にはプラスチックでパーツが作られています。

17セドナのラインローラー内部

一方17セドナは金属で出来ていました。

スペックの差は、こういう細かいところのパーツの違いが大きいです。

それにしても17セドナはコスパ最高のリールです。

おさらい

交換するパーツです。

交換するパーツ

左が13ナスキー、真ん中と右が17サハラと17セドナです。

カラーをベアリングに交換して、ラインローラーブッシュにセッティングしてみました。

ベアリングを装着したところ

左から13ナスキー、16エアノス(比較の為純正を配置)、17セドナ、17サハラです。

元々のカラーと今回交換するベアリングの形状が少し違いますが、違和感なくマッチングします。

交換前のパーツの一覧

上から順に、17サハラ、17セドナ、16エアノス、13ナスキーです。

ベール比較 前

13ナスキーがベール形状が異なる為、パーツの種類も若干異なります。

あと、すみません・・・、

一番下の13ナスキーのパーツ(上記セドナのパーツで言う13番の台座)が分解出来ていませんでした。

漏れてた部品

内部構造はほぼ一緒です。

特に17セドナ、17サハラは違いは本当に無いです。

ラインローラーのメッキのカラーリングが違うだけ。

交換後のパーツの一覧

同じく、上から順に、17サハラ、17セドナ、16エアノス、13ナスキーです。

ベール比較 後

ベアリングに交換して、リールの特徴がよりわかりやすくなったと思います。

構造的には、このリール類はほぼ一緒ですね。

非常にシンプルで使いやすいといった印象です。

まとめ

17セドナ、17サハラ、13ナスキーは、

ラインローラーカラーを4×7×2.5(mm)のボールベアリングに交換できる。

アマゾンで購入される際の注意点です。ミネベア製のベアリングを購入する際のショップですが、ぜひ香川塩ビ工業さんで購入してください!別業者さんで不良品が発送されることが報告されていました!!

16エアノスは、純正のままでは交換できない。

しかし、ラインローラーブッシュ(17セドナのものでOK)を別途注文すれば、ベアリングと交換できます。(交換可能であることを検証済です。)

より精度を高めるためにクリアランスの調整についてはこちらを参照下さい。

シマノリールのエントリーモデルにおけるラインローラーBBチューニングの最終章となります。 前回のカスタムマイズの後に何度か使用してみま...

ワンピースベール化のカスタマイズとローターの回転ブレの修正はこちら。

前回までラインローラーのBB化の方法をまとめました。 ベアリングの洗浄 BB化の手順 異音の調整 ...

高性能ベアリング(2018/1/17追記)

ヘッジホッグスタジオというリールのカスタムショップのオリジナルのベアリングです。

今回使用したベアリングは、個体差が激しく、放置するとサビが出る可能性があります。

良いベアリングであれば、より感度の良い巻き心地を得られます。

予算に余裕がある方はぜひ。

送料も160円と安く、複数注文でも基本的には160円のままのようです。

【HRCB防錆ベアリング】 シールドタイプ

特殊な製法により金属そのものが非常に錆びにくい新しい技術を採用。
プレミアム(SHG)に比べ10倍以上の防錆性能を誇るソルト対応ベアリングです。
もちろん回転の滑らかさはHEDGEHOG STUDIOならではのシルキー感。
回転性能も耐久性もどちらも高水準で要求されるタフな釣りに最適。
ソルトアングラー待望の次世代防錆ベアリングです。

ヘッジホッグスタジオのHPより抜粋

ヘッジホッグスタジオのベアリングと一般的に販売されているベアリングの違い

町の模型屋さんや、ネットショップなどで購入できる数百円のベアリングは、
ほとんどがすべて、工業用向けに販売されているベアリングです。
これらのベアリングはモーターなどの電動機を使って回転させる事を前提に作られていますので、
そのままリールに組み込んでも、「回転が重い・ザラザラする」などの原因となります。
また低価格のベアリングはスチール製の物が多く、錆びに弱いため釣具向けではありません。
(ヘッジホッグスタジオのベアリングはすべてステンレス製ベアリングです。)

リールは人の手で扱う物です。
1.5gと1gのスプーンを手に持てば、両者の重さの違いがすぐに分かると思いますし、1/16ozと1/32ozのジグヘッドも、重さがまったく違います。
わずか0.5gの違いが手の感覚でわかるなんて、すごいと思いませんか?
それほどに、人の手の感性は優れています。
当然、その手でハンドルを回す・・・つまり人の手でベアリングを回転させる訳ですから、モーターで回転させる工業用ベアリングとは異なる品質が求められるのです。

ヘッジホッグスタジオのベアリングはリールに組み込む事を考えてチューニングされたベアリングです。
工業用ベアリングとヘッジホッグスタジオのベアリングはを手で回し比べて見ていただければ、その違いは、すぐにお分かりいただけると思いますよ。

ヘッジホッグスタジオのHPより抜粋

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