シマノの廉価のリールに搭載されているラインローラー。
内部はベアリングではなくプラパーツ(メッキ)で構成されており、錆び等の心配はないんですが、回転性能はいまいち。
BB化する手順とポイントをまとめました。
対象リール
対象リールを以下にまとめました。その他にもあると思います。
15エアノス
16ナスキー
17セドナ
17サハラ
17アルテグラ
18ネクサーブ
19スフェロスSW(3000番、4000番)
21ナスキー
21ネクサーブ
22ミラベル(2022/10/29追記)
・・・等
ネジを外す
マイナスドライバーでネジを外します。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2022/02/IMG_3444.jpg)
アームカムを下げるとラインローラーとパーツ類がむき出しになります。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2022/02/IMG_3445.jpg)
ラインローラーパーツを取り外す
取り外すと以下4点のパーツに分かれます。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2022/02/IMG_3446.jpg)
ラインローラー内にブッシュがあります。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2022/02/IMG_3447.jpg)
最終的には5点のパーツに分かれます。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2022/02/IMG_3450.jpg)
ここから交換パーツを用意して組んでいきます。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2022/02/IMG_3451.jpg)
主に2つの方法がありますので、それぞれ紹介します。用意するラインローラーに合うベアリングサイズはこちら。
BB化(パターン1)
ベアリング化に必要なパーツですが、以下となります。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2022/02/IMG_3454.jpg)
左のラインローラー座金は18ナスキー500の18番のパーツです。
従来のラインローラー座金の厚みは約1mmです。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2022/02/IMG_3457.jpg)
18ナスキーの座金も1mmです。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2022/02/IMG_3458.jpg)
少し出っ張った形をしていますが、その部分を合わせると2.7mmですね。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2022/02/IMG_3459.jpg)
組み方
それでは組み方です。
まずベアリングを入れます。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2022/02/IMG_3460.jpg)
ブッシュをはめ込みます。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2022/02/IMG_3461.jpg)
ラインローラーを入れます。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2022/02/IMG_3462.jpg)
なお、ラインローラーの向きに注意ですね。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2022/02/IMG_3449.jpg)
左右で形状が異なりますので、上部写真を参考に。
白いプラパーツでラインローラーと止めます。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2022/02/IMG_3463.jpg)
止まりました。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2022/02/IMG_3464.jpg)
最後にラインローラー座金を入れて。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2022/02/IMG_3465.jpg)
アームカムを接続して完了です!
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2022/02/IMG_3466.jpg)
BB化(パターン2)
続いてパターン2ですが、ベアリングのみ交換となりますが、シムでクリアランスを調整します。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2022/02/IMG_3467.jpg)
0.3mmを5枚入れます。
1.5mmのブッシュがあればそれでもOKです。
ただ調整がシビアで、シムを追加する必要があります。
組み方
途中までは同じですがラインローラー座金を入れるポイントが違います。
繰り返しになりますが、以下に記載します。
まずベアリングを入れます。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2022/02/IMG_3460.jpg)
ブッシュをはめ込みます。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2022/02/IMG_3461.jpg)
ラインローラーを入れます。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2022/02/IMG_3462.jpg)
なお、ラインローラーの向きに注意ですね。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2022/02/IMG_3449.jpg)
左右で形状が異なりますので、上部写真を参考に。
白いプラパーツでラインローラーと止めます。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2022/02/IMG_3463.jpg)
止まりました。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2022/02/IMG_3464.jpg)
シムを入れます。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2022/02/IMG_3468.jpg)
ギリギリまで埋めて。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2022/02/IMG_3469.jpg)
ラインローラー座金はアームカムにセッティングします。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2022/02/IMG_3470.jpg)
ネジを締めて完了です。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2022/02/IMG_3471.jpg)
まとめ
実際廉価リールでも十分楽しめますが、どうしてもラインローラーの性能は高いに越したことはないです。
少しの手間で非常に使いやすくなりますね。
注意点ですが、使用するベアリングはステンレス製のものを使うようにしてください。
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特殊な製法により金属そのものが非常に錆びにくい新しい技術を採用。
プレミアム(SHG)に比べ10倍以上の防錆性能を誇るソルト対応ベアリングです。
もちろん回転の滑らかさはHEDGEHOG STUDIOならではのシルキー感。
回転性能も耐久性もどちらも高水準で要求されるタフな釣りに最適。
ソルトアングラー待望の次世代防錆ベアリングです。ヘッジホッグスタジオのHPより抜粋
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