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【リールメンテナンス】シールドベアリングのシールドの外し方!!洗浄・注油・グリスアップのポイント!

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釣りのリールは巻くという特性より、内部パーツにはミニチュアボールベアリングが使用されています。

リールのメンテナンスにおいて、ミニチュアボールベアリングの清掃、注油・グリスアップは非常に重要な作業の1つですが、このベアリングの中でもシールド付きのものは、通常グリスが充填されており、古いグリスだと回転性能が悪かったりします。

そこで必要となる作業が脱脂洗浄ですね。

今回は、シールドベアリングと呼ばれるミニチュアベアリングのシールド外しの方法、および洗浄・注油やグリスアップのポイントについて説明していきます。

シールド外し

Cリング(スナップリング??)と呼ばれるバネっていえばいいんですかね??これでシールドを固定しています。

上部写真で、少し隙間があるのがわかります。

白い枠で囲ったこの部分です。

ここに先のとがった針のようなものを当てて、

上にはじきます!!

とれました!

これがCリング。(・・・スナップリング?Cクリップ?)

正式名称はどれかわかりませんが。

続けてシールドをはずします。

シールド部を下にして少し落とすと。

外れない・・・。

スキマから針を入れて、上に引き上げると。

取れましたね!

※とりあえずシールドやCリングは破壊しない様に取っておいてください。

ベアリングの脱脂の方法

見ての通り、シールド内側とベアリング内部には、グリスがべっとり。

このグリスはまだ新鮮(表現がおかしい。)でしたが、これがカピカピだったり、カスカスだったり・・・。

まあ、いずれにしろ、好みのケミカルを使うのがいいので、基本的には脱脂します。

パーツクリーナーにつけて。

この時シールドもCリングもパーツクリーナーに浸して下さい。

その後、ティッシュの上に置くと。

(もちろんウエスの方がいいけど、洗浄した汚いグリスがウエスに移るので、一旦はティッシュにしみこませてからウエスに置きます。そうするとウエスが綺麗なまま作業できます。)

グリスが除去できていますね。

・・・たぶん。

洗浄度のチェック

とりあえず洗浄できているか、ベアリングチェックツールでチェック!!

これですね。

大抵が無音で回転が良くなっています。1回だとまだグリスが少し残っている可能性が高いので再度パーツクリーナーに浸して少しゆすってやります。

これで大抵グリスオフ完了ですね。

仕上げ

お好みのグリスを入れてもいいし、オイルを入れても良し。

先ほど温存したシールドをかぶせて、Cリングを元に戻すと、元通りになります!!!

が・・・、

結構シールドが抵抗になっていることが多く、また一部元の通りに戻らないことがあるので、個人的にはハーフオープンした際、そのまま使うことがあります。

ポイントとしては、

結論、Cリングを外すときにCリングをゆがめることなく綺麗に外せると比較的簡単にベアリングを元の状態に戻すことが出来ます。

ただ、ハーフオープンの時の回転性能が非常によいので、それを超える状態を作るのは相当難しいですけどね。

だからこそ、回転ノイズを減らしたい場合はハーフオープンで使った方がいいと思っています。

オススメ工具~ステンレスプローブ~

ベアリングのシールド外しに使用する針は、

マチ針 か ホーザンのこれ。

熱処理され変形しにくい先端 パターンの修正、接着剤・テープ・電子部品の除去などに

これがあればベアリングメンテナンスはスムーズです。ビンからベアリングを拾うのもコレで出来ますし、狭いところにも届きます。

(ピンセットで出来ますがこの辺は好みです。)

なお、いわゆるハンドルノブやラインローラーに使用するベアリングは、マチ針でないと中々リングを外せないと思います。(私自身、ほとんどマチ針使用です・・・。)

注意点として、

先端がとがっているので、自分自身を傷つけないこと、リールを傷つけないように使用する際は注意してくださいね。

ベアリングに使用するグリスは?(2022/6/19追記)

ベアリングに充填するグリスについてまとめました。

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