リールメンテナンスで必要なアイテムはいくつかありますが、ピンセット並みに必要なアイテムといえばラジオペンチです。
今回は愛用しているホーザンのラジオペンチを紹介します。
普段のメンテでメインで使用しているラジオペンチ
メインで使用しているのがP-36という型番のミニチュアラジオペンチです。
ローレットありのタイプ。
※ローレットとは先端のギザギザです。
P-36の特徴
- 全長(mm):125
- 先端形状:ギザあり
- 先端部厚み(mm):7.5
- 質量(g):65
- 先端幅(mm):1.4
- 先端厚(mm):2.4
まずは重さが絶妙で、重くない。
一般的なラジオペンチはもうワンサイズ大きいものがほとんどかと思いますが、
このサイズだと疲れない。
また、先端の形状が使いやすい。
適度な細さと長さ、厚みとローレットの入り方。
申し分ないくらいに使いやすいです。
強いてよくない点を挙げるとすれば、かなりの力を入れてグリップする作業はさすがに中型のラジオペンチにはかなわないことでしょうか。
P-35の特徴
P-35はローレットなしのタイプ。
こちらがミニチュアラジオペンチの標準タイプとして展開されています。
- 全長(mm):116
- 先端形状:ギザなし
- 先端部厚み(mm):6.0
- 質量(g):45
- 先端幅(mm):0.6
- 先端厚(mm):1.1
一回りサイズが小さいです。
ハンドル部分も小さく作られておりますが、先端はピンセットと同等と使い方ができるくらいほそくなっております。
より繊細な作業を必要とする際に使用しやすくなっています。
リールメンテナンスに必要なラジオペンチのサイズは?
ラジオペンチのサイズについては完全に好みの問題ですが、利用シーンから考えていきます。私がラジオペンチを使用するタイミングは主に以下です。
まず1つがEリングのはめ込み作業です。
シンプルに、Eリングの着脱の『着』はこの工具が欠かせません。最近のベイトリールにはEリングの使用箇所は減ってきていますが、まだ完全になくなってはおらず、ドライブギア軸等のEリングの着には確実にこれを使います。
ピンセットでは代用できないんです。
続いて2つ目ですが、オシレーティングガイドや、レベルワインドガイドの外す作業です。
どういうことかというと、
若干力がいる箇所でしっかりと挟み込む必要がある時です。
このサイズ感だと非常に使いやすいです。
ミニチュアシリーズのメリットをまとめると以下となります。
- グリップがつかみやすく力が入りやすい。
- 使用されている素材が硬くて強度も抜群。
ハンドルには静電気が短時間に減衰し、帯電しにくい材料を使用しているそうです。絶縁ではないのでその点は注意が必要ですね。
結論、リールメンテで必要なラジオペンチとは??
私がP-36をメインで使用する理由は、繊細な作業はピンセットを使うため。
ピンセットもホーザンです。
私のおすすめはP-36です。
なお、ローレットありなしの好みで選ぶのもよし。
繊細な作業もカバーしたいというのでしたらP-35がおすすめですね。
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