中古で入手した16ナスキー2500HGSです。
リールフットが折れて、新たにパーツを発注し、ローラークラッチの組み上げを失敗したという個体を安価で入手しました。
コアプロテクトを外すデチューンとフルBB化で巻き心地を追求し、ネジ山の作成して見た目と実用性を高めました。
リールスタンド
ゴメクサスと呼ばれるブランドのリールスタンドを設置。
ゴールドがマッチングしています。
ねじ切りの作業はこちらを参照ください。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2018/07/IMG_9727.jpg)
ドラグノブ
ドラグノブは純正ではなく、17セドナのものを流用しています。
脱コアプロテクト
なぜコアプロテクトを取るかというと、巻き心地を良化させる為です。
このリングも取ります。
ピンが刺さって止まっているので。
内側からマイナスドライバー等で押し出すと。
取れました!
これが取り外したコアプロテクトのパーツです。
フルBB化
ラインローラーをBB化します。
このカラーを
ベアリングに置換します。
自重が違うので、パーツの重量で調整して回転のぶれを取ります。
ステンレスの針金を。
ベールの内側にはめて。
シムをかぶせて。
以下のラインローラーを組み上げたパーツを装着します。
この通り。
この中のクリアランスの調整は、市販のスペーサーを使用します。
タミヤのシムとスクエアのアルミカラーです。
0.2mm、0.3mmのシムと1mmのアルミカラーを合わせて1.5mmのスペースを埋めます。
ラインローラーのBB化は完了です。
続けてハンドルノブを2BB化します。
ベアリングを2つ装着して完了です。
ローラークラッチの調整
大体、原因は同じですね。
組み上げを失敗しているケースがほとんどです。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2018/09/IMG_0636-1.jpg)
実釣のインプレ
その他にカスタムした箇所や修復の経緯も詳細に記載しております。
![](https://erengeworks.com/wp-content/uploads/2018/09/IMG_0827.jpg)
16ナスキー2500HGSは優秀なリールです。この個体が優秀なだけかもしれません。
少しスレキズがありますが、スプールにはキズはなしです。
扱いやすい個体ですね。
いわゆるアタリ個体だと思います。
低価格帯のリールの選び方
あくまで参考ですが、
17セドナから17サハラ、16ナスキーの3機種では、スペック差よりも個体それぞれの状態の方が実釣影響します。
それだけ、状態の良し悪しで印象が大きく変わってきてしまうんですよね。
ものによっては、17セドナが16ナスキーより使いやすい個体もあるので、店舗やインターネットで状態のよいものを選ぶのは非常に難易度が高いです。
実際は、中古等で数回使用して馴染んだものが使いやすいケースがかなりあります。
4.5回使ってみて、いい個体は状態が安定してきますので、うまく見極められるといいんですが、これが中々難しい。
その点においては、中古のリールを選ぶというのは非常に合理的な選択です。
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