パーツクリーナーを吹き付けても、漬け込んでも内部には油分が抜けたグリスのかすみたいなものが残っていることがあります。時にはノイズが出てしまって、使い物にならないことがあります。
シールドが外せないタイプのベアリングの洗浄方法の完全洗浄とグリスアップの方法とは??
ABC HOBBY ベアリング リフレッシュセット
そんなことにならないように、以下のツールを使えば洗浄が容易かつ完璧に行うことができます。
ABC HOBBYのベアリングリフレッシュセットです。

以前にシールドを外して、洗浄・グリスアップする方法をご紹介しました。

洗浄、グリスアップのツールとしてABC HOBBY ベアリング リフレッシュセットをご紹介していますが、今回は使用方法をおさらい致します。
シールドが外せないベアリングの完全洗浄の方法とは?
OH時にベアリングを温存したいときは洗浄しないこともありますが、オイルチューンにするときはそうはいかない訳です。
使用方法自体はシンプル。

ベアリングをセットします。この時にがたつきが出ないようにテーブルと平行(水平)にセットしてください。

これにカバーをかぶせるのですが、内側は内径ごとに段差があります。

※ベアリングを置いた状態です。
これがきちんとはまっていると水平になっていると思います。 上部からパーツクリーナーのアタッチメントを外した状態ではめます。

2~3度ぷしゅーと押します。

ベアリングを裏返して再度プシューっとしてください。
これで洗浄完了です。
グリス注入の方法とは?
同じ要領でスプレーグリスを注入できますが、スプレーグリスはそのまま使用すると緩すぎるので以下の方法がお勧めです。
※スプレーで行う場合は施工後すぐにベアリングを使用せず、2~3日は放置した方が良いです。
上部に付属のパーツを組んでこの中にグリスを入れてください。

スプレーグリスは別の容器にスプレーして、2~3日ほど放置したグリスを使うか、シマノ純正グリスDG06やSLPWORKSの104等を使うと良いでしょう。
具体的にはこちらの記事を参考にしてください。

リールメンテナンスのお供に!
リールメンテナンスの要がベアリングの洗浄、注油です。
洗浄注油は面倒で時間がかかるので、消耗品と考えて交換でもよいと思います。ただ、まだまだ使えるベアリングをそのまま捨てるのはもったいないと考えるのも当然です。
実際に洗浄してみて、ノイズがある・ざらつきが消えない等、ベアリングが消耗していないかどうかを判断するためにも非常に参考になりますよ。

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