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21ツインパワーSW 4000XG 改造&インプレ(1)ファーストインプレ&外部パーツの考察

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前回からかなり日数が経ってしまいました。

4度ほど釣行したので、ファーストインプレを紹介。またボディ以外を分解してみたので内容をレポート致します!

21TPSW 4000XG ファーストインプレッション

6月21日に初釣行でした。

LSJ用のリールとしては上級クラスです。

PEラインは若干強めの2号を巻いています。

ショアからでも、防波堤から使用するクラスとしては十分すぎるスペックですね。

紺とシルバーを基調として黒系のロッドとマッチングします。

合わせたロッドはこちら。

N-ONE LSJ (NSS-1002LSJ)

30~50gのジグがキャパシティーなので、若干柔らかくて扱いやすいロッドです。

60gが投げられない訳ではないですが、フルキャストが心許ない感じになります。

グリップも長くて使いやすいです。

ダブルフットガイドで強度も十分。

穂先以外がダブルフットなので、ロッドのスペック以上にガイドは頑丈に出来ていると思います。

今回21TPSW4000XGは、ロッドの自重に対してちょうど良い自重バランスでした。

いわゆるシーバスロッドでLSJをする場合は、ロッドが100g台のものが多く、リール本体が300gを超えてくるのでロッドとのバランスが崩れることがあります。

一方、LSJ専用ロッドだとロッド自体がが200g越えがざらなので、リールの自重(約350g)でも全く気にならないという印象になります。

巻き心地については問題ないのですが、4釣行後のタイミングで空巻きスプールを乗せた際にじりじりと巻きノイズが発生したので、この原因を改めて調べるためボディ内部を分解します。

ローター構造&ローター自重

21TPSW 4000XGは、汎用機と同一規格のスプールを乗せているのですが、ローターはリジットローターなので少々構造が違います。

Xリジッドローター

アルミニウム合金を使用し、3次元解析を重ねながら肉厚配置を細部まで検証することで、これまでよりさらに強靭な剛性・耐久性と優れた回転バランスを実現。この高剛性によって、ドラグほか各部の機能向上にも貢献。

シマノHPより抜粋

シマノさんのHPを見る限り、強くなったということだと思います。が、、それに伴って重くなっているんじゃないかと思っていました。

実際、21TPSW4000XGのローターを計測してみましたが、自重は57.72gでした。

なお、以下の記事で紹介していますが、20TP4000MHGのローターは60.3gなんです。

なぜか無印ツインパワーより軽くなっています。

21TPSWは専用の金属ローターを搭載している為、自重・強度ともにUPすると思っていましたが、自重は無印20TPより軽くなる。

という結果に。

背面にはパッキン。

防水に抜かりない工夫は前モデルから引き継がれています。

ラインローラー

ラインローラーは無印4000番と同じ構造で、いわゆるDLCラインローラーです。

18ステラと全く同じもので、Xプロテクト搭載となります。

4000番の弱点と言えばいいでしょうか。汎用機と変わらないところです。少々貧弱に感じますので、強度が必要だと感じる方は5000番以上の方がいいと思います。

5000番からローターサイズが上がり、それに伴ってラインローラーもSW用になります。

メリットかどうかわかりませんが、分離タイプの10ステラの2BBカスタムが出来てしまうという構造です。

ローターナット(インフィニティードライブ)

ローターナットですが、少々構造が異なります。

汎用機に近いんですが、

いわゆるインフィニティードライブです。低摩擦ブッシュで支持しているのでノイズが少ないというもの。

なお、分解の際にパッキンを破損してしまいました・・・。

この位置にこのサイズのパッキンはいるのか??

上位番手とはナットの形状もだいぶ違うので、無理してOリングを入れた感があります。

話が逸れました、低摩擦ブッシュはここ。

ピニオンギアが長くて、ブッシュで全面支持する形に。

ローターナットベアリングは前モデルからデチューンしてなくなりました。

またピニオンギアの形状から、恐らくローターナット内にベアリングが入らないと思います。

ローター分解

ローター分解してみました。

汎用機とは僅かではありますが、

構造が少し違いました。

メッキパーツを外す時に下からネジを外す必要があります。

ただ、基本構造は全く同じですね。

内ゲリレバー等はアームカムと逆側に集約されています。

ベール返しのクリックバネ、ピンは少し小さくなった??

問題なく、ベールを返した際にカチッと音が鳴ります。

ラインローラーやベールの構造も汎用機と全く同じ。

Xプロテクトです。

特殊撥水グリス(フッ素グリス)が添付されています。

ローターはSWと汎用機のハイブリット構造ですね。それぞれの良いところを取り入れているということで相違ないでしょう。

スプール&スプール受け

スプールの自重から。

46.69gでした。

参考までに、20ストラディックSW 4000番は50gでした。

なお、スプールの規格にあわせて、スプール受けも汎用機と同じでした。

スプールですが、ライン止めが無いです。

いわゆるロングストロークスプールの4000番のものと互換性があります。

21TPXDと同じような印象ですが、スプールリングがチタンなんでしょうか???公式では確認できませんでした。

ドラグはカーボンクロスワッシャー。

カーボンクロスワッシャーですが、かなりしっかり止まってくれます。ショアジギングでのメジロ位が対象だと余裕だと思います。

ハンドル部

ハンドルはBタイプの60mmですね。

ハンドルの自重は36.22g

ハンドルノブ(ラウンドLだと思います。)25.16gでした。

20ストラディックSW4000番は57mmのハンドルでノブはMサイズでしたが、5000PGが同じ60mmですね。

巻き取りに関してはハンドルが長く、ノブも少し大きくなるので、大物を意識したハンドルであることがわかります。

まとめ&メインターゲットは?

ボディ内部以外のパーツを見ていきましたが、インプレ通り中々良いリールだというがわかります。構造的にもマイナーチェンジですが、良い機構・技術特性を投入しているので好感が持てますね。

強さがなければ始まらない!ツインパワーSWが貫く妥協なきタフネス。

自重が350gと若干重いというのはありますが、防波堤からのショアジギングだと十分すぎるスペックです。

PEライン1.5号、2号と巻いて釣行しましたが、2号で300m弱しか巻けないので、メインターゲットとしては、ライトジギング、ライトショアジギングと言ったところでしょうか。

ショアジギング等でメーターオーバーのヒラマサとかブリクラスは正直スプールとラインローラー部が貧弱なので上位番手を用意したいところです。

ただ、かなりの範囲を網羅できるモデルには相違ないですね。

次回は、ボディ内部を分解して検証していきます。

コメント

  1. コヨーテ より:

    私も21ツインパワーSW 4000XGを購入して、自身でメンテナンスをしております。巻きが重たい感じで違和感を感じたので、リールの展開図を見ながら調整していると、29番のカラーと30番のワッシャーが新品の状態であべこべになっていることが分かりました。シマノで組み付け時に間違ったのか、展開図が間違っているかは問い合わせてないので分かりませんが、展開図通りに組み直してからは違和感はなくなりました。

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