初めて購入した16エアノスC3000ですが、既に1年ぐらい使用しているので、最近メンテナンスの為にオーバーホールしてみました。
オーバーホールをしたことで、使用感がグッと良くなったので、もっといいリールにしてやろうと画策した内容です。
もくじ
16エアノスを2BBから3BB化
16エアノスのボールベアリングの搭載数は2BBで、ボールベアリングが2か所に搭載されています。(BB=ボールベアリングの略です。)
なお16エアノスと17セドナとの違いは、基本設計が違うものの、公式のパーツ価格表を参照してみたところ、ベアリング数位なものです。に加えて、
16エアノスは、
- ハンドルノブにベアリングを追加できません。
- ラインローラーもベアリングを追加できない仕様です。
一方17セドナは、
- ハンドルは冷間鍛造ハンドルで作りも良くなっています。
- スプールもかなり軽く上質に仕上がっています。
- ドライブギアがハガネギアとなりギアの耐久性がUPしています。
ちなみに、
17セドナは3BBで、ボールベアリングが3か所に搭載されており、
今回はハンドルノブの根元にある、ドライブギアのブッシュをボールベアリングへ変更して、ベアリングを1つ追加し、17セドナと同じスペックにしてみるというものです。
16エアノスのベアリングの箇所
16エアノスのベアリングの搭載箇所ですが、ピニオンギアの上部にベアリングが1つ。ハンドル根元のボディーカバー側に1つ。合計2個所です。
上記の図の赤〇の箇所が16エアノスC3000のベアリング搭載箇所です。青〇の箇所が今回ベアリングに差し替える箇所です。
NMB(ミネベア)製のボールベアリング
NMB製のボールベアリングを入れます。
サイズは7×11×3(内径×外径×幅)です。ちなみにサイズ表記mm(ミリメートル)です。
今回ベアリングを追加する個所
今回ベアリングを追加する箇所ですが、ハンドル付け根のボディ側です。ボディの蓋を開けます。
ドライブギアを取ります。
ライトブルーのカラーが見えます。
このカラーはドライブギアのブッシュと呼ばれるパーツですが、これを今回購入したNMB製のボールベアリングに差し替えます。
ベアリングがハマりました。
完了です。
さて、巻き心地はどうかというと・・・するすると回ります!
なめらかですね。
もともとローター周りが少しゴリ感というか、ゴロゴロしていましたが、ハンドルの回転はすこし滑らかに改善されました。
17セドナと15セドナとの違い
今回のベアリング追加で、ほぼ15セドナになった訳ですが、そのセドナシリーズの17セドナと15セドナの違いは、以下です。
- ドライブギア・・・ハガネギアか否か
- ボディ・・・スリムフィットボディかGフリーボディか
ボディの基本設計
つまり、一番の大きな違いとしては、
15セドナ・・・スリムフィットボディ
に対し、
17セドナ・・・Gフリーボディ
ということです。
その為、17セドナは持ち重りが軽減されて明らかに使用感は良くなっており、基本設計そのものが良化しているんですよね。だから、実際はわざわざ16エアノスを新規で買って、ベアリングを追加するのはナンセンスです。
ただし、16エアノスはスプール単価がかなり安いので、出来れば安く複数スプールを持ちたいし、あえて16エアノスというリールそのもののスペックを高めたいという目的があれば、新規で購入もありでしょうね。
これは17サハラ4000XGのドライブギアです。
ギア部が黒色をしていますが、これがHAGANEギアと呼ばれています。冷間鍛造による形成を施した、一切アルミを削らずに加工するシマノの技術です。
しかし、ギア面以外が以前の素材の亜鉛ままなので、ギア全体がHAGANE素材ではないので、ギアそのものの強度が大きく高くなったというのは少々語弊あるかもしれません。
まとめ
今回のカスタマイズで、16エアノスが15セドナと同等のスペックになりました。
次回、サハラ仕様へ
なお、次のステップは4BB仕様です。
セドナの1つ上のクラス、サハラですね。
14サハラと行きたいところですが、14サハラはスリムフィットボディですが、ラインローラー部がベアリング化されており、どちらかと言うと17サハラに近づくカスタマイズとなります。
17サハラは4BBであり、ベアリング搭載数は16ナスキーと同じです。では、17サハラと16ナスキーとの違いと言えば、16ナスキーは防水仕様であること。
また、17セドナと17サハラの違い として、
17サハラは、
ピニオンギアの下側にベアリングが搭載されていること(X-SHIP) と
フリクションリングが搭載されていること(ローターブレーキ) です。
次回は、このピニオンギアの下側のピニオンギア用のブッシュ(No.33)の代わりにベアリングを入れて、ベアリング数を17サハラのスペックと同等にしてみます。
ピニオンギアの下部の該当箇所のベアリングのサイズは5×8×2.5ですね。
ゴロゴロした感じは若干ある為、13ナスキーまではいきませんが、次回どこまで改善できるか楽しみです。
エアノス復活か?(2020/2/20追記)
エアノスがラインアップから消えて・・・、
やっとエアノスが。
19シエナ、スペック的には15セドナですが、まるで見た目が高級なエアノスです!!
コメント
> MNB製のボールベアリングを入れます。
> サイズは7×11×3(内径×外径×幅)です。
DDL-1370ZZ 7x13x4mm ですよね?
おにぎりさま
コメントありがとうございます。
足付ボディ側のベアリングのサイズは7×11×3㎜で、ミネベア(NMB) ミニチュアベアリング DDL-1170ZZとなります。本文中に商品リンクを貼っておきました。
DDL-1370ZZ 7x13x4mmは、フタ側のベアリングで純正で搭載されております。
同じサイズではないのでご注意ください。