驚きと喜びの発表でしたね。
19ストラディック。
※1000S、C2000S、C2000SHG、2500S、2500SHG、C3000、C3000HG、C3000XG:2019年7月発売予定
※3000MHG、4000、4000MHG、4000XG、C5000XG:2019年8月発売予定
出典:シマノHPより(http://fishing.shimano.co.jp/product/reel/5768)
もくじ
進化のポイント
一番の注目ポイントは、最上位機種と同じ金型を使用している点ですね。
5月の下旬にリリース情報を目の当たりにして、いろいろと情報が飛び交っていますが、実際の所、フルモデルチェンジでかつ、2世代分ジャンプアップした印象です。
どういうことかというと、
元々、14ステラ、15ツインパワー、16ヴァンキッシュが同じボディを搭載していましたが、15ストラディックは、14ステラとは異なる開発で、ボディの金型そのものが中級機クラスのベースとなる構造でした。
そして、
18ステラのリリースから、19ヴァンキッシュ、19ストラディックとほとんど同じ金型を使い、ほぼ同じ技術特性を搭載してきています。
つまり、19ストラディックは14ステラを飛び越して18ステラと同じボディ構造になったということです。
フラグシップモデルとの区別化
では、上位機種との区別化はどのようにしているのでしょうか。
ローターの構造はそれぞれ違いがあるようです。一方ボディに関しては、ほぼ使用する素材の差のみですね。
18ステラ → ALLマグネシウムボディ
19ヴァンキッシュ → マグネシウム & CI4+のハイブリットボディ
19ストラディック → アルミニウム & 高剛性樹脂のハイブリッドボディ
あと、驚異的に計量化したヴァンキッシュも、ALLマグネシウムボディからハイブリッドボディとなりました。これには、安っぽい等の賛否両論あるようです。
なお、恐らく来年リリースされるNEWストラディックCI4+のボディは、名称の通りCI4+素材を使用してくるでしょうし、19ヴァンキッシュと同等クラスの軽量化が見込まれそうですね。
今回より搭載した技術特性
では今回追加された技術特性を確認していきます。
マイクロモジュールギアⅡ
マイクロモジュールギアを飛び越してマイクロモジュールギアⅡへ進化しました。
この進化ではギアノイズを低減するように構成されているそうです。
15ストラディックや16ストラディックCI4+、そもそもは優秀なんですが、確かに掛けてからの操作性が上位機種に比べて雑な印象。
ギアノイズに由来することが実釣でも体感できたので、この点が圧倒的に改良するだけでもかなりの進化ですね。
サイレントドライブ
15ストラディックをベースとした機種で悩みのタネだったコツコツ病。
このコツコツ病が解消されるようです。
原因は、主にクロスギアピンがクロスギアに当たることでノイズが発生しているというもの。そして、14ステラでもこの症状は発生していたそうです。
18ステラでは、この点を解消するために、クロスギアピン内部のベアリングをあえて減らすというデチューンを行っています。
その技術がそのまま転用されているのは心強いです。
ロングストロークスプール
今までステラにしか搭載されていなかったロングストロークスプール。
19ヴァンキッシュに搭載されて話題になったのに、19ストラディックにも搭載されるとは。
飛距離のUPが見込まれるそうです。
だた、前機種とのスプール互換性が無くなった点はデメリットですね。
X-プロテクト
不人気だったコアプロテクトが、X-プロテクトになりました。
個人的にはコアプロテクトをあえて外すデチューンを行っていたので、この点が刷新されるのは心強いです。
ただ、その効果を実感したことが無いので、無いに越したことはないというレベルかもしれません。
進化した技術特性
15ストラディックから進化したポイントです。
HAGANEボディ
注目ポイントはハガネボディそのものではなくて、このボディの金型でリリースしてきたことですね。
もちろんアルミハイブリッドボディは変わらず。
HAGANEギア
ハガネギアも強度が上がっているそうです。
18ステラはバリアギア、19ヴァンキッシュもこの19ストラディックより強いギアを搭載しているそうです。
価格差は主要パーツの違いによるものが多いですね。
ワッシャー素材の最適選択
番手の大きい機種にカーボンクロスワッシャーを搭載してきました。
これでビッグターゲットでも力負けしないドラグコントロールが可能になりますね。
新形状ラインクリップ
前回のキノコみたいな形から一新。
むしろ元に戻ったと言った方が良いですかね。
低摩擦ローラークラッチ
ローラークラッチの進化もすごいですね。
ステラが出るたびにローラークラッチの形状が変わっています。
摩擦が減ることで、巻き抵抗が無くなりよりスムーズなリーリングが可能になります。
まとめ
今回のストラディックは間違いなく買いです。
特に、巻き系だと感動すること間違いなし。
一番気になる番手は1000番手の中でもC2000Sでしょうね。
185gとなり15gほど軽量化してます。
1000番手でPGがラインナップされていないので、上位機種のギアを置換してPG化出来るか試してみたいところ。
なお、1000S(40mm)とC2000S(43mm)はスプール径が異なりますが、互換性はあるか確認はしていませんので注意が必要です。
(→互換性の確認しました。詳しくは以下へ!)
2500番手と4000番手は自重はそれほど以前と変わらないので、軽量化を求めると少しがっかりしそうです。
ただし、元々の15ストラディックの価格とさほど変わらず入手可能なので、間違いなく2019年の目玉の機種と言えますね。
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